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歯科助手の生態

歯科助手の仕事内容は?1日をまとめてみた

2017/04/28

歯科助手の仕事内容って?

今は「ただの歯好き女」の私ですが、歯が好きすぎて歯科助手をしていた時期もあります。今回は、歯科助手になりたいなって方、歯科助手になったけど何をするのかよく分からないって方に向けて、歯科助手のお仕事内容についてまとめます!

歯科助手だと言ったら聞かれる質問ベスト10はこちら。

【給料は?資格は?】歯科助手だったときによく聞かれた10個のこと【メッチャみんなおんなじ事聞くやん】
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1日のタイムスケジュール

丸1日勤務になるなら、タイムスケジュールはこんな感じです。

1日8時間勤務です。8時間っていう数字は一般的ですが、グラフを見てわかる通り、休憩時間が非常に長い。だから、結局、拘束時間は10時間ですね。

歯医者さんによっては、午後診は16時から(つまり休憩時間は4時間!)ってとこもあるので、そういう場合は拘束時間10時間で勤務時間は6時間となります。そういう場合は、もう休憩時間に近所のカフェとかでバイトしててもいいんじゃないか?って思います。

では、次に歯科助手の1日を詳しくご紹介します。

出勤

出勤は診療開始の15分くらい前です。出勤したら、制服に着替えます。次に、パソコン、モニター、デンタルチェア、消毒器、保温器、浄水器、エアコン、CDプレイヤー、その他諸々、医院にある機材、電化製品のスイッチを片っ端からONしていきます。

あとは、その日使う器具用の消毒液を用意したり、コットンや歯科材料を先生がすぐに使える状態になっているかをチェックしたら準備は完了!足りないものがあったら補充したり、なくなりそうなものがあったら材料屋さんに電話やFAXで発注します。

なんでメールで発注しないの?
歯医者さん(その他医科も)にあるパソコンには患者さんの個人情報がたくさん詰まっています。ウイルスなんかに感染して、その情報が外部に漏れてしまったらとんでもないことになります。だから、インターネットには繋げないようになっているんです。そのため、外部との連絡手段はFAXか電話。ただ、最近の若い子がFAXを知っているかは疑問。

医院によっては、インターネットに繋げてもいいパソコンやiPadが用意されているところもあります。

受付

患者さんが来院したら、受付をします。医院によっては、受付と歯科助手を分けているところも。

初めて来院する患者さんの場合は、保険証、受付表をもとにカルテを作ります。保険の種類や市から配布される医療券よって、患者さんが負担する金額が違ったり、市役所に患者さんの番号を請求しなければいけなかったり、慣れるまではつまづきやすい作業の一つです。そのため、ある程度は保険の知識があった方が最初の頃は仕事がしやすいです。ただ、パターンさえ覚えたら簡単なので、あえて資格とったり本を買ったりする必要はないかなぁと。

受付が済んだら、診療室のパソコンで患者さんのカルテを開いて、先生が治療内容を入力できるようにしておきます。

準備ができたら、患者さんを診療室に呼びます。患者さんが座ったら、エプロンをしたり、ひざ掛け、雑誌を用意して、患者さんが過ごしやすいようにします。

診療補助

診療補助は、先生が治療をしやすいように補助するお仕事です。

バキューム

診療補助で一番分かりやすいのがバキュームだと思います。削ったカスとか唾液を吸い取るやつですね。個人的には、うまく吸い取れたときの「コォォォーーー」っていう音が好きです。

ちなみに、バキュームは吸い取るだけのものだと思われがちですが、先生が歯を削りやすいように、バキュームの先で舌を抑えたり、口を広げる役割もあります。

練る

歯医者さんでは、液体と粉を混ぜて練ったり、2種類のペーストを混ぜて使うものが多いんです。例えば、金属を歯にひっ付けるためのセメント、歯の形をとる印象剤(ピンクのブヨブヨしたミントの香りやするやつ)、などなど。

粉に液体を混ぜてペースト状にして塗布する薬剤なんかも使いますが、多いのは2種類混ぜると固まる系(つまりセメントや印象剤、石膏)。で、これらを練るのも歯科助手の仕事です。最初はねるねる●るねのようで楽しいですが、慣れたらちょっと面倒です。でも、一生懸命練ります。

先生に器具を手渡す

そして、一番大切な仕事が、必要なタイミングで器具や材料、薬剤を先生に渡すこと。最初は、先生に言われたものを手渡せばOKです。

イメージ的には、ちょうど医療ドラマでよくある、

執刀医「メス」

看護師「はい」

みたいな感じ。

だけど、治療内容が予測できるようになったら、無言で準備、手渡しができるようになります。

会計

患者さんの治療が終わったら、受付に戻って会計をします。会計といっても、先生が入力したカルテをもとにパソコンが計算してくれるので、「領収書を発行する」のボタンを押して、患者さんからお金をもらうだけです。

最後に次回予約をとったら、お見送りをします。このときに、「ありがとうございましたーまたお越しくださいませー」だとなんか変な感じがするので、「お大事に」とか「お気をつけて」と言います。お金をもらってるんだから「ありがとうございました」でもいい気はするんだけど、不思議な違和感。

片づけ&準備

次の患者さんを迎えるために、大急ぎで片づけをします。紙コップやエプロンは捨てて、器具は洗って消毒液の中に浸けておきます。

片づけが終わったら、新しい器具を用意して、準備します。

ここで一旦昼休み!

2時間もある昼休みをどうやって過ごすかについてご紹介します。知り合いの歯科助手さん数人にも聞いてきました!

お昼ご飯

まず、間違いなく最初にするのがお昼ご飯です。お昼ご飯は、医院によってそれぞれです。毎日ほっ●ほっか亭から日替わり弁当が来る(もちろん費用は先生持ち!)って医院あれば、お昼ご飯代1日500円がお給料と一緒に給付されるから、コンビニに買いに行くよっていう医院も。もちろん、自腹でコンビニorお弁当持参ってパターンもあります。

お昼ご飯が終わったら、ここからはいろんなパターンがあります。

パターン1ティータイム

スタッフルームにコーヒーメーカーや紅茶のパック、お菓子が置いてあるので、ティータイムをします。コーヒーを淹れるときは、ついでに先生の分の淹れておきます。

このティータイムのときに、他のスタッフさんが居れば、旦那さんの愚痴、彼氏の愚痴、安いスーパーの話をするので、2時間くらいはあっという間に過ぎてしまいます。2時間と女子が数人いれば、女子会ができます。

パターン2用事を済ませる

買い物に行ったり、役所に行ったり、なんだかんだ。食料品を買いに行った場合は、スタッフルームの冷蔵庫に入れておく人もいます。徒歩通勤や自転車通勤の人は、家に帰って晩御飯の下ごしらえをするってパターンも。

パターン3お茶をしに行く

他のスタッフさんがいれば、外にお茶をしに行くこともあります。お昼ご飯も外で済ませることもあります。ただ、外にでるには着替えなきゃいけないのが、ちょっと面倒……。事務の制服きたお姉さんがランチしてるのはよく見かけるけど、さすがに汚れた白衣で飲食店に入るのはマナー違反だと思うので。可愛いくって清潔な事務の制服でランチ、憧れます。

パターン4スマホを触る

ゲームしたり、ラインしてたら2時間くらい一瞬です。家で2時間ゲームしちゃうと「あーまた生産性のないことをしてしまった……」って罪悪感がすごいんですが、休憩中に2時間ゲームするのは罪悪感がなくてオススメです。

パターン5昼寝する

歯科助手の人と話してて盛り上げるのが、「ねぇ、昼休みに昼寝する?」「するー!!!」っていう話題。休憩時間が長いからっていうものあるんですが、デンタルチェアがいい感じなんです!!

休憩中の診察室は電気を消しているから薄暗い上に、最近のデンタルチェアは、人の体にフィットして、患者さんがリラックスしやすいように作られているので、寝ろって言ってるようなもんです。

あとは、ライトで手元を照らして読書するときもあります。間接照明っぽくていい感じです。



休憩時間が1時間ででっかいビルの会社で働いていたときは、エレベーターに乗ってビルから出るのに10分、お店まで5分、注文したものがでてくるまで10分で、会計や帰る時間も含めると、ご飯を食べる時間が15分もないなんてことはザラでしたが、、、

そう考えると、休憩時間が2時間あるって素敵。

午後診へ続く。(cv.キー●ン山田)

器具の滅菌

午前診で溜まった使用済みの器具を滅菌します。器具の滅菌は一番気を使います。病気が移る可能性もあるし、なにより、ちょっとでも人の菌がついたものを口の中に入れられるのは自分は絶対嫌。

器具の滅菌は医院によって方法は違いますが、基本的には消毒液と機械を使って消毒します。私が働いていた医院では、

1.器具使用後にザっと水洗いしてから、消毒液につけます。

2.超音波洗浄器で洗浄します。

3.オートクレーブという圧力をかけて滅菌する機械で滅菌します。

4.滅菌したものは、消毒灯のケース(お風呂屋さんにもある青い電気がでてるやつ)に保管しておきます。

歯を削るためのバーは、専用の機械で毎回滅菌します。どういう仕組みか詳しくは分かりませんが、多分、専用のオイルで素揚げしてる感じです。

レントゲンの準備

レントゲンを撮る場合は、パソコンでレントゲンのソフトを立ち上げて、患者さんをレントゲン室に案内して、レントゲンの位置をセットして、あとは撮影のボタンを押すだけ!、、、なんですが、歯科助手はボタンを押すことができません。ボタンを押すには放射線技師の資格が必要なんです。だから、先生を呼んできて押してもらいます。

石膏を流す

先生がピンクのブヨブヨ(印象剤)で歯型をとった後、そこに石膏を流して模型を作るのも歯科助手がやる場合があります。石膏は最初は粉なので、水を加えてペースト状にしてから流します。

気泡が入ると使い物にならないので、練習が必要です。

掃除・洗濯

患者さんがいないときには、掃除や洗濯もします。洗濯は、患者さんやスタッフが使ったタオルが主です。医院によっては、スタッフの制服を洗うところもあります。

私が働いていたところは、制服は各自持って帰って洗濯でしたが、「あんな汚い制服持って帰りたくない!」って人もいるんじゃないでしょうか。ちなみに、私は家の洗濯物とは分けて洗ってました。別に一緒でもいいんですが、なんとなく嫌。

締め作業

1日の終わりに、その日の売り上げを計算したり(基本的にはパソコンが計算してくれます)、ありとあらゆる電源を切って、終了!お疲れ様でした!

月初めの作業

1日の仕事以外にも、月初めに行う作業もあります。

カルテのチェック(月次チェック)

先生が記入したカルテに間違いがないかをチェックします。とは、言ってもパソコンが全部やってくれます。ありがとう。

もし、間違いや記入漏れがあれば、保険基金や国保連合会から診療代をちゃんともらえなかったり、「直してから、もう一回送ってきて」とデータを突き返されてしまいます。

保険基金から診療代をもらう?
例えば、3割負担の保険証を持っている患者さんからは、お会計のときに3割しかもらうことができません。つまり、診療に本来は1000円かかっているのに、300円しかもらえないってことですね。その代り、残りの700円は保険基金(患者さんが保険料を払っているところ)からもらうんです。

保健機関への請求

上記でもチラっと説明しましたが、保険基金へ治療費を請求する作業があります。これは一人一人毎回するわけではなく、先月分をまとめて月初めに行います。先月分をまとめてって大変そうに思われるかもしれませんが、パソコンが作ってくれたデータを基金へ送るだけなので、慣れたら簡単です。文明万歳。国民保健と社会保険は分けて請求します。

保険証の確認

患者さんの保険証は毎月確認します。保険証が変わっていたり、期限が切れてしまっていたら、保険基金への請求ができなくなります。そういうことを防ぐために、保険証をお預かりして、パソコンでチェックします(目視でもできるけど念のため)。

勉強会・研修会

歯科医師会が開催する勉強会や研修会に参加する場合もあります。日曜日に開催されることが多いので、基本的に休日出勤ですね。私のところは、お給料がいただけたけど、他のところはどうなんだろ。

あとは、先生が用事で行けない研修会に資料だけもらいに行ったり、代理で出席する場合もあります。

雑用だけど奥深い歯科助手のお仕事

無資格でできることしかしないので、「雑用」ではあるんだけど、その雑用を全部やるので、結構奥深いお仕事です。歯科助手の仕事って、「コレとコレとコレをする」のではなく、「コレとコレとコレは資格がないからできないけど、それ以外全部」って考え方なんです。だから、自分のできることはなにか?を考えるのが得意な人には向いているお仕事かもしれませんね。

本文下

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